■雑記 2011年05月18日15:14

「公共事業が日本を救う」

知り合いの社長が、この本面白かったから是非読んでみてといって、タダでくれました。

みんなに読んで欲しくて10冊くらい大人買いしたのだとか。

 

随分時代に逆らったタイトルだなぁと思いつつも読んでみたら、確かに面白い!

だいたいこういう本ってタイトル倒れの中身の無いような本が多いと思うのですが、この本は読み進める中にいくつも「へぇ〜、なるほど」というような主張がありました。

特に、「今の日本の現状を分析すると、デフレの間は国債なんていくら刷ってもデフォルトするわけない」って主張が印象に残ってます。公共事業の話とは直接の関連は無いですから、専門分野じゃないでしょうが、普通の経済学者と違う主張をそれなりの説得力をもってできるのはさすがだと思いました。

その他、主張のポイントを分かりやすく書いてあるので、読みやすく言いたいことが頭にすっと入ってくるというところもこの本の特徴ですね。

 

日本もここ20年くらい活気のない状況が続いていて、増税だの社会保障不安だの暗い話題ばっかり。生活水準がどの程度維持できるかって方向の話ばっかりで、国民全体の生活水準を上げて行こうっていう夢が無い。増税や保険料増などで我々の実生活が良くなるとは思えないから、だったら政府も開き直ってトコトン借入してガンガン使って景気回復待ち、って方法もアリですかね。